主な実績

胃がん撲滅へ 約300万人が除菌 3.7万人の命救う

ピロリ菌除菌の保険適用を慢性胃炎にまで拡大

胃がん撲滅へ 約300万人が除菌 3.7万人の命救う

ピロリ菌除菌の保険適用を慢性胃炎にまで拡大

今や国民の2人に1人が「がん」にかかり、3人に1人が「がん」で亡くなる時代です。
中でも「がん」の『部位別発生率第1位』、『死因第2位』の胃がんは、年間約12万人が発症し、約5万人が亡くなっています。胃がんの主な原因とされるピロリ菌の感染者は国内で約3500万人ともいわれ、60歳以上であれば、その約8割が感染していると考えられています。ピロリ菌の保険適用は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍で認められる一方、症状の軽い慢性胃炎の段階で除菌するには、実費で数万円の医療費が必要でした。
そこで2011年の2月に国会質疑を通し、国に胃がんの原因をピロリ菌だと認めさせ、除菌の保険適用範囲を慢性胃炎にまで拡大する取り組みを開始。
その結果、2013年2月に、ピロリ菌除菌の保険適用範囲が慢性胃炎にまで拡大され、約300万人の除菌が行われたとされています。さらに胃内視鏡検査(胃カメラ)の実施を保険適用の条件としたことから、早期発見・治療につながっています。
北海道医療大学の浅香正博学長は、「このことで胃がんで亡くなる方は目に見えて減り、この7年間で3万7千人の命を救ったことになります」(2022年5月)と語ってくださっています。



浅香特任教授から感謝状を受ける(2013年5月 国立京都国際会館)
ピロリ菌除菌について講演(2014年2月 佐賀・伊万里市)


浅香特任教授から感謝状を受ける
(2013年5月 国立京都国際会館)

ピロリ菌除菌について講演(2014年2月 佐賀・伊万里市)